概要 研究活動 教育活動 教育方針 臨床活動および学外活動
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スタッフ

職名 氏名(カナ) 研究者情報
教授 大野 京子(オオノ キョウコ)
講師 鴨居 功樹(カモイ コウジュ)
講師 堀江 真太郎(ホリエ シンタロウ)
助教 浦本 賢吾(ウラモト ケンゴ)
特任研究員 尾形 聡子(オガタ サトコ)
特任研究員 鶴田 由佳(ツルタ ユカ)
医員(医病) 高橋 洋如(タカハシ ヒロユキ)
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概要

当科は昭和19年に東京医歯学専門学校眼科として設立され、昭和21年就任の大塚任教授、昭和52年就任の所敬教授により一貫して近視を中心とした研究活動を行ってきた。平成10年に望月學教授が就任して以降はぶどう膜炎に対する診療と研究を開始し、現在に至っている。平成26年に大野京子教授が就任し、近視およびぶどう膜炎の診療・研究に加え、緑内障、白内障、糖尿病網膜症、網膜硝子体疾患、黄斑部疾患など、幅広い分野に対する診療を行っている。
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研究活動

1. 強度近視
日本人に多い強度近視の発症機序や進行に関する研究および発症原因遺伝子の解析を行っている。発症機序については、強膜伸展の分子機構を動物モデルと細胞レベルで研究する。また、脈絡膜血管新生の分子機構を細胞レベルで研究している。

2. 眼免疫・炎症
眼の局所防御機構の解明、各種ぶどう膜炎の診断法と治療の開発とその発症機構の解明に関する免疫学的・分子生物学的研究を行っている。主な研究テーマは、1)眼内液による免疫調節作用の分子機構、2)ぶどう膜炎発症の分子機構、3)ぶどう膜炎のサイトカイン療法、4)ぶどう膜炎の治療法の開発、5)感染性ぶどう膜炎の網羅的PCR診断などである。

3. 神経眼科
視覚に関連する神経としての視覚系を研究対象としている。主な研究テーマは1)視覚誘発電位(VEP)の新たな測定装置の開発と各疾患での変化の検討、 2)Positron Emmission Tomography (PET)を用いた脳内視覚領の血行動態や代謝の研究、3)視覚系の発達と弱視の形成機序の基礎的研究などである。

4. 網膜・硝子体疾患
裂孔原性網膜剥離、増殖性硝子体網膜症、増殖糖尿病網膜症、黄斑円孔の病態解明と新しい治療法の開発を行っている。

5. 斜視・弱視
両眼視と眼位におよぼす視覚背景の影響、弱視や斜視と動体視力に関する研究を行っている。

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教育活動

 卒前教育では、まず医歯学融合総合教育の頭頸部ブロックで眼科学講義を担当し、視覚の生理と病理、眼科疾患の診断と治療、視覚障害についての幅広く深い知識を教育する。コンビネーションブロックでは頭頸部ブロックを担当し、各種眼科検査の実践と習得、またケーススタディーを用いた眼疾患の診断プロセスをグループで習得する。プレクラークシップでは主に白内障患者の術前診察と問診、手術への参加、術後診察を通じて、白内障手術の周術期診療と管理を実践的に学ぶ。また、カンファレンスにおけるプレゼンテーション、ポリクリによる患者への問診と診察などを行う。クラークシップでは、網膜硝子体疾患、眼内炎症性疾患など、より今度な疾患を担当し、それらに対する診療への参加を通じて眼科診療を実践的に学ぶ。
 卒後臨床教育は、日本眼科学会専門医制度カリキュラムに準じた眼科臨床研修プログラムをとっている。即ち、厚労省が定めた2年間の初期臨床研修の後に、4年間の眼科臨床研修を大学病院と関連教育病院とで行う。この間に各種眼科手術をはじめ、眼科臨床経験を積み、眼科専門医試験を受験して眼科専門医資格を取得する。
 大学院生の教育は、高度先進医療を開発推進することの出来るアカデミック・ドクターの育成と高度に専門化している医学研究を担える研究者の育成を目指し、その教育研究指導の充実をはかっている。

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教育方針

眼科の対象となる研究領域と診療領域は、視覚の受容体である眼と視覚伝導路および視覚中枢である。なかでも、眼球の各組織の生理と病理、および、それらの組織に生じる疾患の診断、治療、発症機構が診療と研究の主な対象である。卒前教育では、これらについて幅広い知識の習得を目指す。卒後教育では高い専門知識と診療技術を持つと同時に、臨床に根ざした医学研究の行える人材の育成を目指している。
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臨床活動および学外活動

一般眼科診療と専門外来スタッフによる診療が有機的に組織され、大学病院眼科に求められる高度先進医療と全人的医療を推進している。一般眼科外来でスクリーニングされた症例の診断と治療方針の決定を各専門外来が行い、主治医と専門外来が共同で診療にあたる。専門外来としては、強度近視外来、ぶどう膜炎外来、緑内障外来、網膜剥離外来、糖尿病網膜症外来、神経眼科外来、黄斑外来などがある。手術に関しては、白内障、網膜剥離、増殖糖尿病網膜症、緑内障、斜視などを中心に年間約1300例の手術が行われる。
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