概要 研究活動 教育活動 教育方針 臨床活動および学外活動

概要

 本分野は、循環器系を対象として、基礎的研究と臨床検査に応用できる生理検査学研究を行っている。さらに、学部教育としては保健衛生学科検査技術学専攻を対象として循環生理のメカニズムと生理検査学研究を担当し、大学院教育として基礎研究・臨床研究を融合した生理学研究を臨床検査に応用できる人材の育成を行っている。
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研究活動

基礎研究としては、細胞間コミュニケーションによる生理学的・病態生理学的メカニズムの解明と、疾患関連遺伝子の機能解析、遺伝子治療およびバイオマテリアルによる新規治療の確立を中心に検討しており、生理検査学研究では、体表心電図の新規周波数解析や深層学習解析、新規生体センサーを用いた非侵襲的血圧推定、ウェアラブルデバイスによる生体モニタリングを行っている。また、細胞外核酸や小胞をバイオマーカーとして疾患の発症予測や重症度評価に応用する研究、新規血液凝固能検査により血栓形成傾向を鋭敏に評価する研究を行っている。
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教育活動

 学部学生に対しては、保健衛生学科検査技術学専攻を対象として、心電図、心エコー、血管エコー、脈波検査、血管内皮機能検査、静脈機能検査などの講義と実習を担当し、甲状腺エコーなどについても実習を担当している。大学院生に対しては、臨床的問題点に立脚した基礎研究・臨床研究をデザインできる技師の養成を目標として研究教育を行っている。
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教育方針

 研究対象を限定せず、分子生物学的なメカニズムの研究から、生体を対象とした生理検査研究、血液検体を対象としたバイオマーカーなどの研究を複合的に学び、それらを統合して新たな研究を立案・実行できるような幅広い視野を持った臨床検査技師を養成することを目標としている。
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臨床活動および学外活動

 笹野は医学部附属病院で循環器内科外来を担当しており、心房細動発症予測研究に関する外来も担当している。また歯学部附属病院での心電図判読を行い、保健管理センターにおける動悸相談外来なども担当している。
日本不整脈心電学会学術委員会において、橋渡し研究部会部会長として不整脈に関するトランスレーショナル研究を主導しているほか、臨床検査技師部会長として、不整脈診療にあたる検査技師・臨床工学士の教育を指揮し、各種セミナーの講師などを担当している。
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