概要
形態・生体情報解析学分野は、解剖学・生理学を主な担当科目としている。解剖学は正常なからだの形態と構造を器官から細胞、分子レベルまで究明するもので、医学の最も基礎的な領域である。生理学は人体の各構成要素がどのようなメカニズムで発現し、全体として統合されているかを追及する教科である。人体全体を科学的にとらえる上で、解剖学と生理学は車の両輪のようなもので、専門科目を学ぶための基盤となる。学生には確固たる基盤が形成され、臨床への橋渡しがうまくいくよう教育を行っている。
研究活動
電子顕微鏡をはじめとしたさまざまな顕微鏡技術を用いて、生体組織の微細構造を観察し、新たな科学的知見を得ることに主眼をおいて進めている。なかでも原子間力顕微鏡の医生物学分野への応用については、新規のイメージング技術の開発など、先端的な内容の展開を図っている。
教育活動
検査技術学専攻:人体構造学講義、人体構造学実習、生理学講義、生理学実習、総合講義、卒業研究
看護学専攻:解剖学、生理学
生体検査科学専攻:形態· 生体情報解析学特論A、形態·生体情報解析学実験A、形態·生体情報解析学特論
教育方針
基礎医学の学習や研究を興味をもって学生が能動的に行えるように、学生からフィードバックされる内容を参考に、講義・実習の方法を改良しながら教育・研究指導に臨んでいる。