概要 研究活動 教育活動 教育方針 臨床活動および学外活動 臨床上の特色
ホームページ http://www.tmd.ac.jp/grad/msrg/index.html

スタッフ

職名 氏名(カナ) 研究者情報
教授 田邉 稔(タナベ ミノル)
このページの先頭へ▲

概要

良性疾患から高度進行癌まで、肝胆膵領域の多種多様な疾患に対する臨床と研究に勤しみ、国際的競争力のある外科医の養成を行う。
このページの先頭へ▲

研究活動

外科臨床上の未解決で重要な問題に対して、基礎的なアプローチも駆使して肝胆膵領域疾患の新しい、有益な診断、治療法の開発を目指す。具体的なプロジェクトは以下のとおりである。
1) 肝胆膵悪性腫瘍の発生、浸潤、転移に関する分子生物学的研究
2) 肝胆膵悪性腫瘍に対する分子標的治療の開発
3) 癌幹細胞に関する研究
4) 肝切除適応拡大に関する研究
5) 肝微小循環に関する研究
6) 肝胆膵外科への鏡視下手術手技に関する研究
7) 肝移植と肝保存法の改良
8) 神経内分泌腫瘍に対する治療法の開発
9) 肝胆膵悪性腫瘍に関する画像診断の開発
このページの先頭へ▲

教育活動

卒前教育:ブロック講義、プレクリニカルクラークシップやクリニカルクラークシップのクルズスにおいて、肝胆膵及び脾の外科的疾患の病態生理、診断、治療について座学の形式で勉強する。また、クリニカルクラークシップにおいては、診療グループの一員として手術、病棟回診、カンファレンスに参加、実臨床を体験する。
卒後教育:肝胆膵外科疾患の検査・診断・治療計画をたて、術者または助手として手術を能動的に遂行できるように研鑽を積む。また、大学院在学中には、上記研究活動を指導医の指導のもと、自らが実践、学位を習得する。
このページの先頭へ▲

教育方針

卒前教育:指導医とマンツーマン体制で可能なかぎり実際の症例に即して、外科医としての一般的、基礎的知識、ついでより実践的知識と段階をおって教育し、知識を習得させる。同時に、患者との接し方、病気告知の問題など具体的事例に即して医師の在り方、モラルを身につけるべく指導する。外科の基本的手技については卒後教育にその主体を委ねることになるが、肝胆膵外科高難度手術を助手として多く経験して臨床経験を積むことを目標とする。
卒後教育:関連病院との連携のもと、高い水準の診察能力を有する外科医を育成することが最大の目的であるが、学生や後輩に対する臨床教育に積極的に関与して教育者としての視点も持てるように指導する。外科専門医、消化器外科専門医が取得可能な研修を行うことのみならず、国際的競争力のある専門医、外科研究者に飛躍できるような意欲を賦与したい。
このページの先頭へ▲

臨床活動および学外活動

肝胆膵脾領域の外科的疾患が診療対象であるが、とくに悪性腫瘍に対する手術治療、そしてこれを軸とする集学的治療が中心である。大学の使命として、高度進行癌、難治性癌に対し、ワークステーションを用いた術前シミュレーションや血管合併切除・再建を駆使して手術適応の限界に挑んでいる。さらには低侵襲治療として鏡視下手術も発展させる。末期肝疾患患者に対する治療の重要なOptionとしてまた生体肝移植の適応決定を行う。腹腔鏡下手術においては新たな手術器具および術式の開発を行い、より安全で腹壁破壊を最小限にとどめるreduced port surgeryを推進している。
このページの先頭へ▲

臨床上の特色

2014年の全手術件数は255件(肝切除96件、膵切除73件)であり、国内トップクラスのhigh volume施設である。特徴有る低侵襲手術から拡大手術まで多種多様な外科的手技を網羅している。また2011年7月に日本で初めて神経内分泌腫瘍外来を開設以降、他施設にて治療に難渋している症例の治療を多数行っている。
このページの先頭へ▲