職名 |
氏名(カナ) |
研究者情報 |
准教授 |
明石 巧(アカシ タクミ) |
研究者情報 |
助教 |
冨井 翔平(トミイ ショウヘイ) |
研究者情報 |
助教 |
新宅 洋(シンタク ヒロシ) |
研究者情報 |
助教 |
桐村 進(キリムラ ススム) |
研究者情報 |
助教 |
國枝 純子(クニエダ ジュンコ) |
研究者情報 |
助教 |
大西 威一郎(オオニシ イイチロウ) |
研究者情報 |
特任助教 |
三浦 圭子(ミウラ ケイコ) |
研究者情報 |
概要
診断病理学分野は、1.病理診断を通じた診療への参加、2.病理解剖を通じた医療行為の検証、3.病理診断医の育成、4.病理形態学的な新しい診断方法の開発という4つを目標としている。本学病理関連部門(人体病理学分野、包括病理学分野、形態情報解析学分野、難研神経病理学分野、歯学部口腔病理学分野)及び臨床各科と連携しながら診療、教育、研究活動を行っている。
研究活動
1) 癌細胞の浸潤・非浸潤を識別するマーカーの探索とその病態生理
2) 病理診断に有用な組織学的診断マーカーの開発
3) 悪性中皮腫の臨床病理学的研究
4) IBDの臨床病理学的研究
5) 糸球体疾患の臨床病理学的研究
6) 膵神経内分泌腫瘍の臨床病理学的研究
7) 神経変性疾患の臨床病理学的研究
教育活動
医学部教育においては手術材料・剖検症例を用いて基本的な腫瘍性・非腫瘍性疾患の病理を学習する機会を学生に提供し、病態の理解と診断技術の習得に寄与している。卒後教育においては病理専門医の取得、病理学的研究の基盤となる病理組織診断、細胞診断、病理解剖診断の研修を行っている。
教育方針
肉眼・組織形態学的な方法による疾患の診断・病態の評価を実践する能力を取得することが基本となる。そして病理診断上の問題点や限界点を抽出、その解決に必要な研究技術を取得、問題解決を通じて新たな病理組織学的な診断方法を開発していくことを目標とする。
臨床活動および学外活動
人体病理学分野、包括病理学分野、形態情報解析学分野、歯学部口腔病理学分野と連携しながら病理解剖40例、細胞診断件9,517件、組織診断11,695件の診療を行っている。剖検と生検を合わせて臨床病理カンファレンスは約200回開催されている。
臨床上の特色
診断病理学は直接患者に接することないが、患者の病気となっている臓器を形態学的に観察し、腫瘍を中心とした様々な疾患の病理形態学的診断を通じて診療に参加している。腫瘍の悪性度や組織型の診断、進行度の詳細な評価に加えて、分子標的薬に代表される薬物治療においても個々の患者に最も適切な選択を考慮する際に病理組織学的な評価が必須となってきた。このような時代の新しい要求に対しても適切に対応できるよう、人体病理学分野、包括病理学分野と協力し、免疫染色、電子顕微鏡やFISHなどの先端技術を用いて各臓器の高度な専門性に対応した診療を行っている。