研究活動 教育活動 臨床上の特色
ホームページ http://www.tmd-cvs.jp/

スタッフ

職名 氏名(カナ) 研究者情報
教授 藤田 知之(フジタ トモユキ)
教授 工藤 敏文(クドウ トシフミ)
准教授 長岡 英気(ナガオカ エイキ)
講師 藤原 立樹(フジワラ タツキ)
助教 大石 清寿(オオイシ キヨトシ)
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研究活動

循環器病の外科治療の成績を一層安定、向上させるため、1)冠動脈バイパス術の安全性と質の向上を目的とした臨床評価、2)虚血性心筋症に対する新しい術式開発、3) 弁膜症における心拍動下弁形成術の開発、4)心臓・肺移植の研究、5)重症不全心に対する心機能改善を目的とした再生医療の研究、を研究課題として基礎的および臨床的に取り組んでいる。

1)冠動脈バイパス術の安全性と質の向上を目的とした臨床評価
  (1) 当教室において施行された冠動脈バイパス症例の長期遠隔予後評価。
  (2) 手術用デバイスの開発と基礎実験および臨床研究。

2)虚血性心筋症に対する新しい術式開発
  (1) 虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する新しい僧帽弁複合体再建術の術式開発。
  (2) 僧帽弁複合体再建術による周術期・術後中期・遠隔期における左室形態のReverse Remodeling効果に関する研究。
  (3) 左室形成術における至適手術法の開発と研究。

3)弁膜症手術における心拍動下弁形成術の術式開発
  (1) 弁形成術を心拍動下で安全に行うための工夫と対策。
  (2) 心拍動下弁形成術における至適人工腱索決定方法の研究。

4)補助人工心臓・心臓肺移植の研究
  (1) 体外式補助人工心臓の臨床研究。
  (2) 植込み型補助人工心臓の臨床研究。
  (3) 異種心臓移植。

5)重症不全心に対する心機能改善を目的とした再生医療の研究
  (1) 心筋シート移植法の研究。
  (2) 補助人工心臓と再生医療のハイブリッド治療による心機能改善法の研究。
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教育活動

学生教育は、心臓・血管の手術症例の術前準備・手術・術後管理を主治医チームと共に体験する事により、循環器系に関する臨床解剖、臨床生理、臨床薬理等の基礎的知識の理解と臨床外科治療への理解を深められるように指導している。卒後教育に関しては、初期研修医には、心臓血管外科治療を通して、循環器疾患の理解を深め、循環器疾患患者への基本的対応を経験してもらうとともに、基本的外科手技を経験してもらうように心掛けている。後期研修以降、心臓血管外科を専攻した場合は、心臓血管外科専門医制度に沿った臨床研修プログラムに従って研修を受けてもらっている。
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臨床上の特色

近年、症例の重症化・高齢化に伴いハイリスク症例が増加しており、手術の低侵襲化と安全性向上を目的とした外科治療手技の工夫を行っている。同時に、従来は手術適応限界とされた重症心不全症例に対する新しい術式の開発と臨床応用を行っている。植込み型補助人工心臓認定施設であるため、補助人工心臓治療とともに各種循環呼吸補助治療を積極的に行い、大学病院ならではの先端的医療を行っている。ERとの連携で心・大血管の緊急手術も積極的に行っている。
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