概要 研究活動 教育活動 臨床活動および学外活動

概要

21世紀に突入し、我が国では超高齢社会が加速し、また医療と歯科医療の境界の不鮮名化が急速に進み、専門性の追求とともに診療における包括的な視点の必要性が高まっている。また、情報技術革新および人の移動の増加により急速にグローバル化が進みつつある。このように、時代とともに移り変わる社会的ニーズをいち早く同定し、次世代にリーダーとして活躍する医師・歯科医師および生命科学研究者を先駆的に育成するという観点から、卒前・卒後を通して一貫性のある効果的な教育カリキュラムの研究と開発、そして同教育に携わる優秀な若手人材の育成を行うことを、分野の教育研究目的とする。
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研究活動

・次世代の医療ニーズ同定のための調査と研究
・次世代の医療ニーズに即した医師・歯科医師および生命科学研究者育成のための教育カリキュラムの研究

<次世代の医療ニーズ同定のための調査と研究>
 国内外の社会構造、人口動態、疾病構造の変化を背景とする医療ニーズの変化、またそれらに対する医療政策・患者動向を分析し、特に、医師・歯科医師および生命科学研究者の医歯学学際領域における教育の観点より、次世代医療人材育成のあり方を調査、研究する。
【具体的テーマ】
・我が国における患者動向・医療ニーズの変化予測情報の収集・分析
・我が国における医療/教育/研究政策動向研究成果の収集・分析
・我が国における教育施策情報の収集・分析、研究施策情報の収集・分析

<次世代の医療ニーズに即した医師・歯科医師および生命科学研究者育成のための教育カリキュラムの研究>
 複雑化する医療ニーズに対応可能な十分な資質を備えた医療人、生命科学研究者の育成に必要となる教育環境を構築するために、国際標準の大学院教育と有機的に連携を図ることが可能な卒前カリキュラムのあり方、また、国際評価認証、大学間単位互換制度、教員・学生の大学間移動を可能とするカリキュラムの研究を行い、導入に対しての提言を行う。特に、医歯学学際領域を効率的に指導可能なカリキュラムの研究を行う。また、医療人・生命科学研究者の具備すべき資質について、国際的基準を超え、我が国における模範となる教育を行うために基盤となる知識・技能・態度教育を効果的に実施するための学習方略を研究・開発する。特に、倫理、プロフェッショナリズム、国際性、臨床推論の能力の涵養を可能とする学習方法、評価方法等を応用した学習方略を開発し、東京医科歯科大学における卒前・卒後教育にて、その学習方略を導入し、運用する。
【具体的テーマ】
・海外諸国における医歯学教育に関するコアコンピテンシーおよび各大学のカリキュラムに関する研究
・医歯学学際領域における新規学習領域の研究
・臨床医歯学教育における教育方略・評価としてのポートフォリオ評価、e-ポートフォリオ評価の研究
・臨床医歯学教育におけるソフトコンピテンシー(倫理、プロフェッショナリズム、国際性等)の教育方略、評価方法の研究
・臨床医学教育における臨床推論能力評価・学習方法の開発と研究
・効果的で効率的な、大教室学習方法に関する研究(large-class-room PBLやTBLなど)
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教育活動

学部教育
授業担当科目:
・医学部医学科 1年 医学導入(講義)
・医学部医学科/歯学部歯学科 2年: グローバルコミュニケーション
・医学部医学科 4年: 臨床導入実習
・医学部医学科 5/6年: 臨床実習
・Health Sciences Leadership Program: Moral and Political Philosophy
・Health Sciences Leadership Program: Applied Critical Thinking for Health Sciences
・Health Sciences Leadership Program: Problem-solving in the Health Sciences

大学院教育
授業担当科目:
・【修士課程】Public Health Biology、Health Systems Management
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臨床活動および学外活動

医学部附属病院
高田和生(膠原病リウマチ内科診療)
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