職名 |
氏名(カナ) |
研究者情報 |
教授 |
吉田 雅幸(ヨシダ マサユキ) |
研究者情報 |
講師 |
江花 有亮(エバナ ユウスケ) |
研究者情報 |
助教 |
甲畑 宏子(コウバタ ヒロコ) |
研究者情報 |
助教 |
我有 茉希(ガウ マキ) |
研究者情報 |
概要
生命倫理・研究倫理に関する教育・研究・診療を展開するための支援体制を構築し、本学の医学研究の進展に貢献することが目的である。我が国の研究倫理に関する規制環境にも助言しながら、学内の倫理審査委員会のサポートを行い、全国医学系大学における研究倫理委員会のとりまとめを担っている。研究の科学性と倫理性を担保するため、全学の医療者、研究者を対象とした研究倫理講習会の実施や学内における研究倫理における啓蒙活動を続けている。臨床領域においては、主に遺伝子診療科としてがん、難病・希少疾患の遺伝学的診断や治療を行うとともに、患者、家族を含めたクライアントに対して遺伝カウンセリングを提供する診療体制を構築している。また、病院における臨床業務実施に伴って発生する様々な倫理的課題に対応するための臨床倫理委員会や臨床倫理コンサルテーションチームの支援も行っている。
研究活動
遺伝子診療科の臨床業務に関連して、種々の遺伝性疾患の原因遺伝子解明に関する検査手法の開発、遺伝疾患の個別性と共通性に注目し、職種・領域を超えたチーム医療を実践するためのツール開発としての種々の研究を展開している。
また、実践的研究領域として生活習慣病とくに動脈硬化症や脂質異常症、遺伝性不整脈の病因解明・治療法の開発に関わる基礎・臨床研究も行っている。
教育活動
遺伝カウンセリングにおいては、実践を通して医療における倫理的側面を考察することで、医療者に関する教育を展開することに意義がある。従って学部においては、実際の最先端医療における倫理的課題について、遺伝子診療科における遺伝カウンセリング症例などを元に講義を担当している。
研究倫理に関しては、昨今の社会状況も鑑み、基礎教育の段階から研究倫理に関する教育を展開する必要性を重視し、学部教育では卒業研究・論文などにおける研究倫理を、大学院教育では、研究者としての第一歩を踏み出す大学院生を対象に、研究倫理について講義を行っている。
臨床活動および学外活動
遺伝子診療科として、様々な遺伝性疾患の原因検索や疾患の診断・治療についての患者・クライアントからの相談に対応している。当科は臨床遺伝専門医の研修施設に指定され、現在も14名の医師・歯科医師が研修を行っている。