概要 研究活動 教育活動
ホームページ http://www.tmd.ac.jp/cbio/index.html

スタッフ

職名 氏名(カナ) 研究者情報
教授 中田 隆夫(ナカタ タカオ)
助教 浅野 豪文(アサノ トシフミ)
助教 吉原 壮悟(ヨシハラ ショウゴ)
助教 CHENG LIHONG(チェン リーホン)
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概要

 2009年4月に研究室をスタートした。細胞、個体レベルで、時間空間的に異なるシグナルの活性化が、どのような細胞の応答の違いを引き起こすかについて研究している。その手段として、光によって制御できるシグナル分子を開発している。
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研究活動

 光遺伝学を用いて、細胞個体等様々なレベルでのシグナルの活性化がどのような応答を起こすかについて研究している。我々はこの方法によって細胞や個体における新しい法則の発見を目指している。そのために新しいシグナル分子の開発も行っている。しかしその目標はあくまで生物の機能を分子レベルで解明することである。
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教育活動

本分野は医学部1年の細胞生物学、2年の組織学・組織学実習を担当し、研究実践プログラム、プロジェクトセメスター、他大学からの研究実習など医学部学生の研究指導を多数行うほか、研究生や歯学分野からの大学院生も受け入れ、教育を行っている。

(細胞生物学)
 細胞生物学は後期に講義が行われる。前半で細胞生物学の歴史及び基本事項について教育し、後半ではやや進んだ内容として本学教員あるいは学外非常勤講師にお話しいただいている。細胞生物学の基礎については教養でも習っているので、それらと重複することがあまりないように配慮している。本講義では新しい事項を暗記することが目的ではなく、それぞれの分野での考え方の違いあるいは研究者一人一人によるスタンスの違いのようなものを感じてもらうことを目標としている。

(組織学・組織学実習)
 春から夏にかけ組織学総論と各論を一体として講義し、さらに組織学実習をペアとして行うことにより、講義の中で実習上の問題も理解できるようにしている。この組織学では、臨床に進んでから各科の病気についての講義あるいは病理での講義を理解できるようになるための、基本的な細胞や構造を理解することを目標としている。総論では、臨床でもよく使うHE染色切片の作成から上皮、筋、神経、結合組織の4つの体の細胞を分類し、その特徴について学ぶ。後半はさらに細かく頭の毛から骨について続けて学ぶことにより、それぞれの組織の違いや共通点を理解することが目標である。
 2021 年から組織学講義· 実習解説は録画されたものをいつでも見られるというオンデマンド化を行ったことにより、学生が自由に何度でも復習できるようにした。また本学が保有する貴重な標本をデジタルデータ化し、バーチャルスライド標本を作製した。このバーチャルスライド標本とZoomを活用し、実習時間内では教員が遠隔操作により学生一人一人からの質問に答えディスカッションを行っている。実習の節目には学生のモチベーションを高める工夫をし、グループワークや画像分類AIの作製を体験するというアクティブラーニングや、対面で顕微鏡操作の基礎を身に着けスケッチを行うという昔ながらの方法も実施している。標本の中でよい部分を探し、その中のどのような構造を抽出するかという点を評価するという意味では従来のような顕微鏡観察法にバーチャルスライドが劣っているとは思えない。そのため成績評価としてはレポート提出と情報検索室PCでの試験およびペーパーテストを行っている。
 2023年はさらにTeamsを実習に導入し、チャットやスクリーンショットを活用できるようにしたことで、より効果的に質問できる体制を整えた。AI作成体験においては、統合教育機構の専門教員とも連携してアクティブラーニングを行った。

(2023年学生受け入れ実績)
博士課程大学院生:1名
博士課程大学院生(咬合機能矯正学分野より受け入れ):1名
修士課程大学院生:2名
医学部生:1名
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