職名 |
氏名(カナ) |
研究者情報 |
教授 |
朝蔭 孝宏(アサカゲ タカヒロ) |
研究者情報 |
講師 |
有泉 陽介(アリイズミ ヨウスケ) |
研究者情報 |
助教 |
野村 文敬(ノムラ フミノリ) |
研究者情報 |
助教 |
岡田 隆平(オカダ リュウヘイ) |
研究者情報 |
非常勤講師 |
別府 武(ベップ タケシ) |
研究者情報 |
医員(医病) |
高橋 亮介(タカハシ リョウスケ) |
研究者情報 |
概要
頭頸部外科の対象は,頭蓋顔面および頸部のうち頭蓋内,眼窩内および頸椎を除いた全ての領域の疾患である.
主に頭頸部領域の腫瘍の診断と治療に関しての研究・臨床・教育を行っている。
研究活動
大きなテーマは機能と形態を考慮した頭頸部(悪性)腫瘍の治療である.具体的には以下の研究があげられる.
・顔面深部・頭蓋底手術における新しいアプローチ法の開発
・頭蓋底外科のための臨床解剖
・頭頸部癌の頸部リンパ節転移に対する標準的治療法の確立
・小児頭頸部腫瘍に対する外科的治療
・頭頸部癌に対する化学放射線療法
・頭蓋底手術に対するナビゲーション手術と3D実態モデルの臨床応用
・頭頸部表在癌の診断と治療
・新しい頭頸部用デジタル内視鏡の開発
・頭頸部癌におけるヒトパピローマウィルスの研究
・飲酒関連遺伝子多型と頭頸部癌の研究
教育活動
医学部・歯学部学生の卒前教育として、医歯学融合教育の頭頸部ブロックを担当している。また、医学部学生の臨床実習を耳鼻咽喉科と共同で病棟,外来,手術室で実際の診療を指導している。
卒後教育として、頭頸部外科学を初期研修医および後期研修医・レジデントを対象に臨床教育を中心として行い、さらに学会発表や論文作成の指導を行っている。
教育方針
卒前教育は,系統講義では主として頭頸部腫瘍の診断と治療について,本教室のスタッフのみならず,学内他科あるいは学外の臨床病院の第一線で頭頸部腫瘍の治療に携わる医師を講師として招き,その概念から最新の知見に至るまで横断的に学ぶ.
臨床実習では耳鼻咽喉科とともに病棟,外来,手術室で実際の診療を体験する.
卒後教育は耳鼻咽喉科頭頸部外科全般について研修することから始まる.学内および関連病院における実地医療を通して外来診療から手術に至るまでを学ぶ.さらに一年目から積極的に研究,学会発表を行い,論文作成をするよう指導している
臨床活動および学外活動
東京医科歯科大学病院頭頸部外科において、頭頸部癌を中心とした疾患の診断と治療を行っている。
対象は、上咽頭、中咽頭、下咽頭、喉頭、唾液腺、口腔、鼻副鼻腔、甲状腺、聴器、副咽頭間隙、頸部、頭蓋底の腫瘍全般である。
臨床上の特色
頭頸部領域は生命維持に最低限必要な呼吸と嚥下機能,あるいは社会生活に欠かすことのできない重要なコミュニケーション手段である発声構音,聴覚といった機能を受け持つ.
また,顔面・頸部は審美的にも重要である.
頭頸部領域の疾患の治療に際しては,単に根治性を目指すだけでなくこれらの機能と形態の保持,回復をはかるべく各疾患,各症例ごとにきめの細かな対応が要求される.
特に,最近では小児の頭頸部腫瘍の症例が多く紹介されるようになり,より形態や機能の温存を目指した手術が要求されるようになってきている.
当科では、関連各科と協力して頭頸部頭蓋底腫瘍センターを担当し、幅の広い診療体制を構築している。