概要 研究活動 教育活動 教育方針
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スタッフ

職名 氏名(カナ) 研究者情報
教授 東 みゆき(アズマ ミユキ)
准教授 永井 重徳(ナガイ シゲノリ)
助教 河野 洋平(カワノ ヨウヘイ)
特任助教 池田 恵莉(イケダ エリ)
大学院生 SUBAGYO AMRITA WIDYAGARINI(スバギヨ アムリタ ウダガリーニ)
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概要

分子免疫学分野は,大学院重点化に伴い新たに設置された専攻分野の一つとして2000年4月に設立されました。基礎および臨床歯学研究における免疫学の理解の必要性の増大に伴い、日本の歯学部では、口腔細菌・微生物学教室とは別に設置された初めての免疫学研究室でもあります。免疫システムは、生体防御の基本であり、生命現象を考える医歯学研究にますます不可欠なものとなりつつあります。口腔の免疫応答は、口腔由来の抗原に対する全身免疫と腸管を主体とする粘膜免疫の2つの融合免疫システムにより担われています。歯や歯槽骨などの硬組織と歯肉・口腔粘膜などの軟組織が混在し、日々の生活の中で多くの病原性および共生細菌や食餌性抗原に曝されている口腔は、他の臓器と比べてユニークな環境におかれています。免疫学はこの30年間に大きな進歩を遂げてきましたが、生体のしくみには、まだまだ解明されていない“不思議”がたくさんあります。当分野では、口腔と全身のネットワークを追求しながら、医歯学・生物学の幅広い観点から免疫システムの“不思議”の解明に取り組み、病態解明と治療法開発を目指しています。
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研究活動

研究目標:
生体防御において重要な役割を果たしている免疫システムは、リンパ球上の膜分子と可溶性分子の相互反応により巧みに制御され維持されています。なかでも、抗原特異的な適応免疫を担うT細胞とB細胞は、抗原受容体を介した刺激のみならず、共刺激分子 (Co-signal molecules)と呼ばれる細胞表面機能分子の働きにより免疫応答の質と量が決定されています。先天免疫と適応免疫システムは、別々に働いているわけではなく、お互いに強くリンクしています。T細胞およびB細胞、マクロファージ、樹状細胞などの抗原提示細胞を含む免疫担当細胞はもちろんのこと、各種臓器における組織細胞上の多種多様な補助シグナル分子の発現制御や機能的役割を明らかにし、これらの分子を標的とした、骨髄移植・臓器移植・自己免疫疾患・癌・炎症(歯髄炎,歯周炎を含む)およびアレルギー性疾患における免疫治療法を開発することを目的としています。
 口腔粘膜や歯における口腔免疫応答は、全身性免疫と共通な部分と口腔独自のユニークな部分から成り立っています。全身性免疫および腸管粘膜免疫と口腔独自のユニークな点を分子レベルで明らかにしていくことで、全身性疾患と口腔疾患の関連が明らかになり、これらの研究成果を基盤に、口腔疾患の治療法および口腔から全身疾患の治療法開発へ繋げます。

研究テーマ
1. 新規B7ファミリー免疫チェックポイント分子の機能解析
2. 舌下粘膜に出現する免疫寛容誘導樹状細胞・マクロファージの解析
3. マウス扁平上皮癌モデルにおける新規免疫チェックポイント分子の機能解析
4. 舌扁平上皮癌のがん微小環境免疫プロファイリング解析
5. 歯肉炎症における PD-L1/PD-1経路の関与
6. 免疫麻痺における免疫チェックポイント分子および制御性細胞の役割
7. 歯周細菌叢の全身疾患への影響
8. 多発性脳脊髄炎の慢性病態における免疫細胞間相互作用



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教育活動

学部教育:
歯学部歯学科 第3学年;感染と生体防御モジュール・モジュールサブコーディネーター、講義および実習 ユニット1:感染と生体防御概論、ユニット5:生体免疫応答、 病態科学演習モジュール 口腔粘膜疾患担当、第4学年 研究実習分野配属、
歯学部口腔保健学科・口腔保健衛生学専攻 第2学年「病原微生物と生体防御」
歯学部口腔保健学科・口腔保健工学専攻 第2学年「感染予防」
医学部医学科 第2学年「免疫学I:共受容体による免疫調節」

大学院教育:
博士課程(医歯学総合研究科)分子免疫学特論・演習・実験
大学院特別講義(医歯学・生命理工学先端研究特論)「転写因子NR4aによるT細胞の疲弊と寛容」吉村 昭彦
修士課程(医歯理工学専攻)「免疫学 T細胞の活性化と免疫応答」講義




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教育方針

学部教育:生体防御機構において免疫システムがどのようにかかわっているかを理解させる。また、免疫システムが関与する全身性および臓器特異的疾患の発症メカニズムを理解させる。
大学院教育:免疫応答を細胞・分子・遺伝子レベルで理解し、免疫関連疾患の病態および免疫制御による疾患治療の可能性を考えられる能力を身につける。




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