概要 研究活動 教育活動 臨床活動および学外活動
ホームページ http://www.tmd.ac.jp/grad/merd/index.html

スタッフ

職名 氏名(カナ) 研究者情報
教授 田中 雄二郎(タナカ ユウジロウ)
講師 髙橋 誠(タカハシ マコト)
講師 工藤 敏文(クドウ トシフミ)
講師 岡田 英理子(オカダ エリコ)
大学院生 下園 尚志(シモゾノ ヒサシ)
このページの先頭へ▲

概要

沿革
 本講座の起源は、医学部附属病院総合診療部にさかのぼる。総合診療部は平成12 年に発足し、初代教授として田中雄二郎が着任した平成13 年4月より実働した。本学の総合診療部は「"調整"と"支援"を通じて高度先進医療の推進に貢献する」を理念に揚げ、その理念に則り、①卒後臨床研修プログラムの策定、協力病院および施設ネットワークの構築、②医療福祉支援体制の整備、③細胞治療センターの創設のほか、④卒前教育の横断的教育課程の充実に取り組んできた。組織上①を実現するため平成14年卒後臨床研修センターを設立、平成15年に臨床教育研修センターに、平成26年には病院職員研修など多職種研修も扱う総合教育研修センターに改組し、現在に至っている。②については平成14年に医療福祉支援センターを設立、平成24年に地域連携、患者相談をあわせた医療連携支援センターに改組し、現在に至っている。③の細胞治療センターも森尾友宏(現小児科学教授・細胞治療センター長) が中心となって平成14年に設立された。④については田中が教育委員会、カリキュラム改善検討委員会の指定職委員として関与(同16年~25年:教育委員会委員長) している。具体的には新カリキュラムの基本設計のほか、初期臨床体験の導入、PBLの導入、医療面接実習の実施、OSCE(客観的臨床能力試験)の準備、診療所実習の確立と実施体制の整備を行い、加えて、ハーバード大学(平成14年から)やインペリアルカレッジ(平成15 年から)との提携も担当している。
 以上の経緯を経て、医療福祉支援、細胞治療等診療に関する支援は軌道に乗った段階で分離し、教育および研修に関わる活動が主たるものとなり、研究活動も教育関連が主となった背景を踏まえ、平成17年度より協力講座として総合診療医学講座を発足させた。その後、臨床実習の診療参加型への転換、後期研修制度の基本設計・運営にも関与が求められ、全国的にはオンライン卒後臨床研修評価システム(EPOC)の運営に田中、大川(発足時は増田美香子) が関与した事情もあり、平成18年度より臨床教育の研究開発を行う基幹講座(臨床医学教育開発学)として改編され、現在に至っている。また、2011年新カリキュラム改訂で導入される医歯学融合教育を実現するため設置された医歯学融合教育支援センターとも密接な連携をとっている。
このページの先頭へ▲

研究活動

・「臨床におけるEBM の継続的教育」(田中教授)
臨床現場においてEBM(Evidence-Based Medicine) はもはや常識化しているが、継続的な実践となると未解決の問題が多い。卒前臨床実習と、卒後臨床研修においていかに学び、いかに実践し続けていくかについて教育及び評価技法を研究している。

・「高難度手術の教育システム開発~いかに安全に職人技を継承させるか~」(高橋講師)
職人技といわれる高難度手術を実施する医師の養成方法は未確立である。本研究は、新規シミュレーターを用いた模擬手術訓練と事前危険因子解析とで構成される高難度手術を安全に継承する教育プログラムを開発することで、医師の手術施行時の安全管理能力および手術技術の評価と向上をはかり、医療の質と安全の担保に資することを目的とする(H29-31年度文科省科研費基盤研究(C))。

・「医療リスク教育を目的とした医用HAZOP法の開発—基本外科手技の分析演習を通じて」(高橋講師)
工業分野で汎用されている安全管理・リスク分析手法であるHAZOP を医療に応用することを目的としている。シミュレーターによる手技体験と組み合わせ、医療リスクに対する教育手法として医療HAZOP法を確立することが目標である。

・「医学教育に関する研究」(田中教授、高橋講師、井津井講師、工藤講師、岡田講師)
卒前、卒後における地域医療教育に関する研究卒前・卒後の臨床医学教育におけるcompetence評価に関する研究、医療面接教育における多面的評価方法に関する研究、効率的なPBLシステムの開発に関する研究、インフォームド・コンセントの教育手法に関する研究を行っている。
このページの先頭へ▲

教育活動

・卒前教育
大学医学部附属病院の重要な使命である臨床研修を病院長のもと管理・運営する部門として、「患者中心の視点を有する専門医」「高度先進医療を担える家庭医」の養成を目的に、医学生の診療参加型臨床実習、研修医教育、指導医教育、および生涯教育に関する診療科を横断した教育体制の確立を目標としている。「患者中心の視点を有する専門医」には基盤教育が重要であり、この視点に立ち入学初期からの継続的な卒前臨床教育を教育委員会に企画・提案するばかりでなく、MIC(Medical Introductory Course)の企画運営にも関与している。また、学生・研修医教育に資するため、東京大学国際医学教育センターと共同して模擬患者養成に関与している(模擬患者つつじの会)。臨床実習においても、低学年の早期臨床体験・高学年の医療面接および系統的診療法の実習・診療所実習を実施している。臨床実習自体の質を向上させるため、指導教員の評価体制の整備をし、かつ運営をしている。

・卒後教育 
卒後臨床研修においても、平成16 年度の卒後臨床研修必修化に対応した研修・指導体制の構築を図り、平成17年以来、平成24年を除いて毎年フルマッチとなっており、平成29年度も119名とフルマッチを達成した。また、臨床研修の全国共用評価方法であるオンライン卒後臨床研修評価システム(EPOC)の開発にも中心的役割を果たしている。
後期研修については、平成19年度より当院各診療科の後期研修プログラムを管理しており、平成29年度は176名の登録者があった。

・大学院教育
平成16 年度に開始された修士課程医療管理政策学(MMA)コースにおいても開講当初より科目を担当し、本年も「系名:8.人的資源管理と人材開発」の中の「2.人材の開発と活用」および「3.医療におけるリーダーシップ(実践論)」の2 科目を担当した。
このページの先頭へ▲

臨床活動および学外活動

・セカンドオピニオン(井津井講師)
「安全良質な高度・先進医療を提供し続ける、社会に開かれた病院」という病院理念をもとに、平成16 年6 月よりセカンドオピニオン外来を開設した。全国の大学病院やセンター病院の患者から相談があり、毎年150 件以上の相談に対して意見を提供している。第1 医からの診療情報や検査資料の提供を受け、診断内容や治療法に関して当院の専門医の意見・判断を提供する自由診療ベースの外来である。患者の自己決定権への補助が目的であり、新たな診断的検査や治療は行わない。総合診療部では患者相談をスクリーニングして、適確なセカンドオピニオン提供を行うために、専門診療科へ振り分けている。

・医療安全(工藤講師)
ジェネラルリスクマネージャーとして、医学部附属病院の医療安全に関する研修会や技術研修を主宰しているので、総合教育研修センターとの連携が可能であり、充実した医療安全研修を提供している。

このページの先頭へ▲